勘定科目 | 創立費(そうりつひ) |
英語 | Organization expenses |
意義・定義 | 創立費とは、会社を設立するためにかかった支出額のことをいいます。 |
決算書の表示区分 | 営業外費用(原則)または繰延資産 |
消費税区分 | 課税:税理士報酬、行政書士報酬、司法書士報酬など
対象外:収入印紙、登録免許税、登記簿謄本代などの租税公課や人件費など |
科目の対象 | 法人 |
摘要
増加取引
・会社設立費用 ・登記費用 ・定款作成費用 ・定款認証手数料
・定款印紙税 ・公証人による定款認証費 ・登録免許税
・収入印紙代 ・株式募集広告費 ・株券等の印刷費
・目論見書印刷費 ・税理士報酬 ・行政書士報酬
・司法書士報酬 ・発起人報酬 ・設立事務に使用する使用人の手当給料等
・創立費用 ・創立総会費用 ・創立事務費用 ・創立事務所の賃借料
・金融機関の取扱手数料
ポイント
- 原則として創立費は支出時に営業外費用として処理しますが、繰延資産として処理することもできます。
- 「創立費償却」は営業外費用に属するものとして表示します。
- 繰延資産として計上することについては、会計・税法上ともに任意なので、創立した事業年度に全額を一括して償却することもできます。
仕訳例
具体例1
会社を設立するためにかかった費用700,000円を現金で支払い、創立費として計上した。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
創立費 | 700,000 | 現金 | 700,000 |