雑損失

 

勘定科目 雑損失(ざつそんしつ)
英語 Miscellaneous loss
意義・定義 雑損失とは、営業活動以外で生じた費用のうち、他のどの勘定科目にも当てはまらないものや発生頻度が少ないもので、金額的にも重要性が低い項目を一括して処理する費用のことをいいます。
決算書の表示区分 営業外費用
消費税区分 対象外
科目の対象 個人、法人

 

 

摘要

増加取引

・現金不足 ・現金残高不足 ・現金過不足(不足) ・交通反則金の支払い

・速度超過罰金の支払い ・駐車違反の罰金支払い ・弁償費用

・盗難による損失 ・火災による消失 ・損害賠償金の支払い

・補償金の支払い ・違約金の支払い ・過料の支払い ・科料の支払い

・罰金の支払い ・詐欺被害 ・社葬費用 ・廃材処分による支払い

・資材廃棄損 ・廃棄処分損 ・リース契約の解約金 ・消費税差額(差損)

 

減少取引

・取消 ・修正 ・科目振替

 

雑費と雑損失の違い

雑費は、他のどの勘定科目にも当てはまらないもので、本来の営業活動から生じた費用を処理する勘定科目です。(例:警備費用、観葉植物代、テレビ受信料など)
雑費は損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されます。

雑損失は、他のどの勘定科目にも当てはまらないもので、本来の営業活動以外によって生じた費用を処理する勘定科目です。(例:現金不足、交通違反の罰金、違約金など)
雑損失は損益計算書の「営業外費用」に計上されます。

 

仕訳例

具体例1

決算日に現金を確認したところ、現金出納帳残高100,000円だったが、現金の実際残高は99,600円で400円不足していた。
不足額の原因を調べたが不明だった。

借方 金額 貸方 金額 摘要
雑損失 400 現金 400 現金不足

 

-営業外費用

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